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地球に愛されるオフィスってなんだろう?

地球に愛される
オフィスってなんだろう?

2025.04.21

CONCEPT

「地球のことを考えるための空間と時間」をもつ、超環境配慮型内装工事。

細かく区切られていた既存オフィスをフルリノベーションし、壁を取り払ったワンルーム空間へと再構成。物理的な仕切りをなくすことで、自然なコミュニケーションが生まれる環境を実現しています。解体時に発生する建材や家具は分別・再利用され、新たに導入する素材も、再生塗料や国産材、廃棄ホタテ貝殻を再資源化した新素材「シェルテック」など、環境負荷の少ないものを選定しています。

「地球の間」には、各時代の人類が地球をどう捉えてきたかを示す古地図がプリントされた15台のガラステーブルを設置。照明の光がガラス上の地図を床に投影し、時間帯によって映し出される模様が変化することで、「地球の時間」を体験できる空間となっています。

また、ワークショップスペース「シロクマホール」には、廃材再生師・加治聖哉氏による実寸大のシロクマ像を設置。地球の間のガラステーブル制作時に出た端材も作品の一部に使用されています。17時30分になると、45メートルのカウンターに青のグラデーション照明が灯る「ブルーカウンター」が空間を彩り、日々地球について思考を巡らす時間を演出します。

さらに、オフィス内の家具はすべてサブスクリプション形式で導入。廃棄を前提とせず、使用後は次の利用者へと循環させる仕組みを採用することで、持続可能な運用を実現しています。

CREDIT

設計 意匠・
総合
保坂猛建築都市設計事務所
担当保坂猛、保坂恵、粕谷しま乃、Lily Tran、大久保尚人、冨井健士郎
照明計画ぼんぼり光環境計画 角舘政英、黒川祥穂
施工21世紀工務店
撮影井上登(スチール)、Fujii Ryuto(ムービー)

DATA

オフィス改修におけるCO2排出量
合計81,117kg
廃棄1,090 kg
施工77,196 kg
移動・輸送1,723 kg
エネルギー
消費
1,108 kg
資源再利用率
建材 再利用率95.5%
設備機器 再利用率100%
家具 再利用率100%